病院めぐり
市立敦賀病院外科
飯田 茂穂
1
1市立敦賀病院外科
pp.1244
発行日 2006年9月20日
Published Date 2006/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101135
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天然の良港を擁する敦賀は古代から朝鮮半島や中国大陸との交流が盛んで,海陸交通の要地でした.中世から近世にかけては北前船で賑わう貿易港として発達し,西の舞鶴や小浜からの街道と北陸道の交わる陸路の要所としても栄えてきました.古くは都を去った足利義昭が滞在した金ヶ崎の地も,今では桜の名所として市民に親しまれています.
当院の揺籃は明治15年に県立敦賀病院として開設され,以来120年余りにわたって地域住民に信頼される中核病院としてその役割を担ってきました.昭和30年に市立敦賀病院と改称され,現在に至っています(診療科17科,病床341床).平成15年から第3次整備事業に着工しており,平成17年4月には新病棟(北病棟)が完成し,救急室,血管造影室,手術室が一新され,HCUが新設されました.11月にはリニアックが,本年4月からはESWLが稼動しています.本館棟も順次改築に入っており,従来の6人部屋の病室はすべて4人部屋に改善されました.
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