病院めぐり
市立敦賀病院外科
石田 文生
pp.911
発行日 1997年7月20日
Published Date 1997/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902773
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敦賀湾の幸の集まる漁港あるいは北前船で賑わう貿易港として発達した敦賀の街は,西の舞鶴,小浜からの街道と北陸道の交わる陸路の要所としても栄えてきました.古くは都を去った足利義昭が滞在した金ヶ崎の地も今では桜の名所として市民に親しまれています.最近では高速増殖炉「もんじゅ」とナホトカ号の重油漂着で街の名前が有名になってしまったのは悲しいことですが…….
この敦賀に明治15年,県立敦賀病院として開設されたのが当院のはじまりで,昭和30年に市立敦賀病院と改称されました.平成6年に現在の診療施設が完成し,診療科16科,病床358床(うち外科40床)の診療体制となりました.病棟からは北の敦賀港に停泊する小樽行きのフェリーが見え,南には滋賀県と境をなす山々の緑が目を楽しませてくれます.
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