病院めぐり
国立病院機構 香川小児病院小児外科
石橋 広樹
1
1国立病院機構 香川小児病院小児外科
pp.1245
発行日 2006年9月20日
Published Date 2006/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101136
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当院は香川県の善通寺市にあり,弘法大師(空海)の誕生の地として有名な真言宗善通寺派の総本山で,四国霊場第75番札所の善通寺の近くに位置しています.1975年4月に国立療養所香川小児病院として,国立では東京についで全国2番目に小児医療専門施設としてスタートし,さらに2004年4月からは独立行政法人国立病院機構香川小児病院となっています.現在でも,中国・四国地区唯一の小児病院として,周産期医療,小児救急医療,成育医療を中心に小児総合医療施設(19診療科)として高度な小児医療を目指しています.また,当院は地理的に四国のほぼ中心部に位置しており,近隣のみならず愛媛県,高知県,徳島県から来院される方も多く,特に新生児は24時間体制でドクターズ・カーでの新生児搬送を行い,2003年には香川県総合周産期母子医療センターに指定されています.病床数は405床で,一般病床186床,NICU 9床,MFICU 6床,ICU 4床,重心病棟200床となっています.
現在,小児外科は4名のスタッフで,小児外科指導医1名(徳島大学),専門医1名(徳島大学),研修医2名(鳥取大学,久留米大学)の体制で診療にあたっています.それぞれの大学の考えを持った医師の集まりで,お互いのよい点を積極的に取り入れています.外科医はチームで診療する必要があり,つねに良好な信頼関係を保つことに努めています.
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