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特集 手術のための臨床局所解剖
胆道手術のための臨床局所解剖
Clinical surgical anatomy of the biliary tract
佐田 尚宏
1
,
遠藤 和洋
1
,
志村 国彦
1
,
小泉 大
1
,
永井 秀雄
1
Naohiro SATA
1
1自治医科大学消化器・一般外科
キーワード:
胆道系手術
,
局所解剖
,
DIC-CT法
Keyword:
胆道系手術
,
局所解剖
,
DIC-CT法
pp.613-620
発行日 2006年5月20日
Published Date 2006/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100439
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要旨:胆道手術において重要なことは,肝十二指腸間膜内および膵内の胆道系,動脈系,門脈系の走行,変異について熟知することである.当科ではDIC-CTを応用したmulti-cholangiography法,およびvirtual duodenography法を施行し,術前診断および術中ナビゲーションとして利用している.同法は比較的低侵襲で,脈管系,臓器,病変の相互関係を短時間・単一の検査で把握できるという利点があり,症例ごとの検討が可能である.胆道疾患の術前検査としては,生検などinterventionを除けば,ほかの検査は実質的に不必要なことが多く,今後の普及が期待される.
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