3次元画像による手術支援
仮想内視鏡の開発と実用化 Multidetector-row CTを用いた仮想胆道鏡・膵管鏡の有用性
佐田 尚宏
1
,
遠藤 和洋
,
小泉 大
,
志村 国彦
,
栗原 克巳
,
永井 秀雄
1自治医科大学 消化器・一般外科
キーワード:
三次元イメージング
,
胆道鏡法
,
マルチスライスCT
,
膵管鏡法
Keyword:
Imaging, Three-Dimensional
,
Multidetector Computed Tomography
pp.19-26
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007098906
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Multidetector-row CTデータから仮想胆道鏡・膵管鏡像を作像した。胆管、膵管を仮想内視鏡法で作像するためには、非イオン性ヨード造影剤を用い、直接胆管造影法、経静脈的胆管造影法、内視鏡的逆行性胆管膵管造影を付加してCTを撮影する必要がある。仮想胆道鏡・膵管鏡の解像度は有望で、直径1~2mmの管腔イメージを作像することができ、実際の内視鏡で可視化しえない閉鎖腔やアングルでの作像が可能である。しかし隆起性病変はデフォルメされて表現されることが多く、病変検出力に関しては今後の詳細な検討が必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007