特集 癌治療のプロトコール2005-2006
Ⅴ.胆管癌治療のプロトコール
名古屋大学大学院医学系研究科器官調節外科学
平松 聖史
1
,
梛野 正人
1
,
西尾 秀樹
1
,
江畑 智希
1
,
新井 利幸
1
,
小田 高司
1
,
湯浅 典博
1
,
二村 雄次
1
1名古屋大学大学院医学系研究科器官調節外科学
pp.181-187
発行日 2005年10月22日
Published Date 2005/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100222
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はじめに
胆管癌治療には手術療法以外に確立された治療法はなく,治療には徹底した根治切除が求められる.そのためには肝門部の複雑な解剖を熟知して正確な進展度診断を行い,合理的な手術術式を立案することが重要である.また,通常胆管癌の手術侵襲は大きいので,周術期合併症の予防と合併症発症時の対策は外科治療上きわめて重要な位置を占める.
本稿では,当科において実際に行っている胆管癌治療のプロトコールについて解説する(図1).
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