Japanese
English
臨床報告・1
再増悪後,無治療にて完全壊死をきたした肝細胞癌の1例
A case of spontaneous necrosis in hepatocellular carcinoma after reaggravation
藤田 真司
1
,
松原 俊樹
2
,
庄司 光孝
2
,
中村 康子
2
,
桜井 洋一
2
,
溝口 良順
3
,
落合 正宏
2
Shinji Fujita
1
1豊田地域医療センター
2藤田保健衛生大学消化器外科3科
3藤田保健衛生大学第2病理
キーワード:
肝細胞癌
,
自然消失
,
壊死
,
剖検
Keyword:
肝細胞癌
,
自然消失
,
壊死
,
剖検
pp.813-817
発行日 2005年6月20日
Published Date 2005/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100126
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はじめに
腎細胞癌1),悪性リンパ腫2),肝囊胞3)など様々な腫瘍性病変が退縮または自然消失に至る報告はしばしば散見される.しかし肝細胞癌4)に関するものはほとんどなく,まして腫瘍細胞が完全に消失した報告例はない.今回,筆者らは巨大な肝細胞癌が特別な癌治療を行わず完全に壊死,消失した症例を剖検により確認したので報告する.
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