Japanese
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特集 自動吻合器・縫合器による消化管再建の標準手技と応用
幽門側胃切除後のUncut Roux-en Y吻合法
Uncut Roux-en Y anastomosis after distal gastrectomy
宇山 一朗
1
,
桜井 洋一
1
,
小森 義之
1
,
中村 康子
1
,
庄司 光孝
1
,
殿村 周平
1
,
吉田 郁男
1
,
稲葉 一樹
1
,
落合 正宏
1
Ichiro Uyama
1
1藤田保健衛生大学上部消化管外科
キーワード:
幽門側胃切除
,
Uncut Roux-en Y吻合
Keyword:
幽門側胃切除
,
Uncut Roux-en Y吻合
pp.1253-1256
発行日 2005年10月20日
Published Date 2005/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100271
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要旨:近年,幽門側胃切除後の再建法としてRoux-en Y残胃空腸吻合法が普及しつつあるが,この吻合法にはRoux-en Y stasis syndromeという特有の合併症があり,治療に難渋することがある.そこで,Billroth-Ⅱ法の輸入脚の管腔を遮断することにより,空腸を切断することなく空腸の神経筋伝達路を保持した状態で胆汁・膵液の残胃への逆流を防止するUncut Roux-en Y法が提唱された.われわれはこの再建法を2004年2月より導入しているので,その手技と短期成績について述べる.
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