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編集後記
有馬 正高
pp.941
発行日 1989年9月1日
Published Date 1989/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406206396
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- 文献概要
全ての人に個体差があり,世界中をみても同一の人間はいない。遺伝学的にみれば,全てのヒトは種に特有な遺伝構成をもつが,しかも,全てのヒトがDNAレベルで異なる組合せをもつと信じられている。一卵性双生児といえども発生期からの突然変異を考慮すると多くの差異を内蔵すると考えられる。
社会で生きる人達の思考や行動も人それぞれであり,DNAの組合せの違いの他に生い立ちからのいろいろな環境による修飾が大きいと考えられている。
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