書評
—編集主幹 伊藤 正男(東京大学教授・生理学) 楢林博太郎(順天堂大学教授・神経学)—神経科学レビュー—Annual Review of Neuroscience '87
塚田 裕三
1
1慶応義塾大学
pp.1036
発行日 1987年11月1日
Published Date 1987/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406206001
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神経科学(neuroscience)領域の研究は,各国で急速な勢いで進展している。神経外科をカバーしている分野は,解剖学,生理学,分子生物学,生化学,薬理学,病理学,それに臨床医学の中にも幅広い拡がりをみせている。専門集会も年々増加し,米国,ヨーロッパ,日本などそれぞれの地区で年会が開かれている外,国際集会もIBROが中心となって組織された。特に米国神経科学協会は会員数が一万人を越えており,情報量も莫大なものとなっている。研究者の間で脳,神経系についての関心は今後も高まる一方であろう。
日本国内でも,それぞれの分野で専門集会がもたれるかたわら,神経科学協会の年会に集まる研究者も年々増加しつづけている。
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