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書評
—著 Stephen Berman 監訳 小林昭夫(昭和大学教授)—小児科 DECISION MAKING
PREDIATRIC DECISION MAKING
滝田 誠司
1
1昭和大学
pp.416
発行日 1987年5月1日
Published Date 1987/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205900
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- Abstract 文献概要
本書は,小児の日常診療を行う上でこの上なく重要と思われる主要症候または疾患,111項目をとりあげ,その各々について診断,検査,治療および管理を行う場合,いかに筋道をたてて組織的に体系的に考えを進あて行ったらよいかを,本書の最大の特徴であるいわゆるデシジョン・ツリー〔decision making (意思決定のための枝分かれ図とでも言おうか)〕を用いて明確に示したものである。
したがって,これから小児科を専攻しようとする若き医学徒および小児科医以外の医師は,本書を通じて,小児の診療を行う上での正統的かつ合理的な思考過程を習得できるし,一方また小児科専門医は,本書を通読することにより,既存の知識を整理し,それらを一層有機的に有効に活用することが可能となるものと思われる。小児の診療に携わるすべての医師に本書を推薦する所以である。
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