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あとがき
有馬 正高
1
1神経センター
pp.1069
発行日 1981年10月1日
Published Date 1981/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204840
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今年は,国際神経学会を軸として,てんかん,脳波筋電図,その他数多くの関連した国際学会やシンポジウムが幕をあけた。多数の諸外国の学者の来訪も繁く,国内の関係者も数カ月から年余にわたりいろいろな準備にかかつてきた。
国際集会のもつ独得な雰囲気に親しみ,文献だけで知つていた人に接し,興味を同じくする人達と個人的に意見を交換する機会をもつなどの意味で,研究やつつこんだ診療を志向する多くの人達にとつて日本で開かれる国際学会はよい機会を提供する。マンモス学会,専門家だけの小シンポジウム,一施設内の招待講演などにはそれぞれの意義があり,相補的役割りを果しているといえよう。日本は欧米人を手厚く扱い過ぎるという声もきかれるが,親切にされて喜ぶのはどこの国の人でも変りはないから,相手の迷惑にならない限度さえ心得ておけばよいのではなかろうか。
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