書評
—編集 富田 功一(自治医科大学教授) 上山 滋太郎(独協医科大学教授)—標準法医学・医事法制
松倉 豊治
1
1大阪大学
pp.170
発行日 1981年2月1日
Published Date 1981/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204715
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学問の世界で新しい書物が次々に世に出ることは良いことである。特に医学やその隣接科学のような,発刊後10年も経てばすでに"古い"といわれる傾向の強い場合,一層そう思われる。つまり,新鮮な書物にはその内容自身の"学問的若さ"があり,それだけ"将来への足掛り"を示すものが多く盛られるからである。ここに紹介する本書の出現は,そういう意味で,私の属する法医学界への大きな寄与であると思う。
本書の特色は多くみられるが,特に前述の意味で,私は次の諸点を挙げたい。
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