書評
「リウマチ」改訂第2版―昭和大学教授 川上保雄 東京女子医科大学教授 森崎直木 東京医科大学教授 大高裕一 編集
児玉 俊夫
1
1岡山大学整形外科
pp.1026
発行日 1973年10月10日
Published Date 1973/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103033
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ものの流れにはすべて潮時があるようだ.リウマチについては,その学問的にも,患者に対する総合対策についても,国際的にかなりの遅れをとっていたわが国でも,ここ数年間の充実は目をみはるものがある.今秋京都で行なわれる第13回国際リウマチ学会が動機となったことは事実であろうが,免疫学,整形外科的手術などの進歩は各分野の医師,研究者の関心をそそり,また福祉充実の世論におされて,リウマチの研究,治療,総合対策も活発に動き出している.
このような時に本書「リウマチ」の改訂増補第2版が出版された.書評を書くにあたり,この本を初めて読む方と,すでに第1版をお持ちの方とに分けて筆をとりたい.
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