Japanese
English
姿勢・位置異常アトラス13
視床手
Thalamic Hand, Main Thalamique.
葛原 茂樹
1
Shigeki Kuzuhara
1
1筑波大学臨床医学系神経内科
1Department of Neurology, Institute of Clinical Medicine, University of Tsukuba.
pp.1138-1139
発行日 1977年11月1日
Published Date 1977/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204150
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視床障害の際に生ずる,アテトーゼ様の色彩が濃い不随意運動を伴なつた,特有な手指位置異常を視床手と言う。
患者は,指を揃えたままで静止していることができない(第1図)。患者に宣誓の手位attitude du sermentをとらせると,当初は同一平面上に並んでいた指が,あるものは伸展位を,あるものは屈曲位をとるようになり,互にバラバラの指位をとってしまう。閉眼させると,この傾向は更に強くなる。
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