書評
—竹内一夫著—図説 臨床脳神経外科学
植木 幸明
1
1新大脳研
pp.653
発行日 1967年7月1日
Published Date 1967/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202235
- 有料閲覧
- 文献概要
現在本邦において脳神経外科学をもつともよく理解している一人であり,はなはだ優れた脳神経外科学者である竹内一夫博士が,虎の門病院における8年余の自験例から「比較的教訓に富み,しかも一般的な症例を選んで」その「診療記録」を600枚の写真を中心にまとめられた書である。
第I編の総論では脳神経外科の診察室・病室・手術室・レントゲン室・機能回復訓練室などの設備から手術器械,開頭術一般にいたるまで,それぞれたくさんの写真を示して詳細に説明してある,これは脳神経外科の診療部を新設しようとする病院にはたいへん貴重な便利な手引きとなり,すでに開設されている脳神経外科の診療部にも参考になるところが多い。また一般医家の病院設備の参考とすべき点もいろいろある。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.