海外だより
アメリカとニュー・イングランド医学界(2)
畠中 坦
1,2,3
Hiroshi Hatanaka
1,2,3
1Harvard大学医学部
2Massa-chusetts General Hospital神経外科教室
3東京大学医学部脳神経外科
2Neurosurgical Service, Massachusetts General Hospital
pp.534-535
発行日 1965年5月1日
Published Date 1965/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201853
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アメリカの大学教育実態見聞記
■憧れの—流校
今さら,私ごときが喋々するまでもなく,欧米の教育事情については広く知られているので,特に興味をそそられたことだけを書いてみたい。
アメリカでは大学がベラボウに多く,同年令の青年3人のうち1人は大学生である(ソ連は6人に1人,日本は10入に1人で世界第3位とか)。しかし,どの大学もが内容的に充実しているというわけではなく,アメリカの高校生の憧れる大学はかぎられたいくつかの学校である。
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