海外だより
アメリカとニュー・イングランド医学界(1)
畠中 坦
1,2,3
Hiroshi Hatanaka
1,2,3
1東京大学医学部脳神経外科
2Harvard大学医学部
3Massachusetts General Hospital神経外科教室
3Neurosurgical Service, Massachusetts General Hospital
pp.186-187
発行日 1965年2月1日
Published Date 1965/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201788
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恩師佐野教授の御推挙により思いがけずもボストンに来られることになつたのは誠に光栄であつた。昨年7月9日羽田を教授はじめ医局の先生達に見送られて出発,まつすぐにボストンに飛んで10日到着。月給日を待つのを繰返しながらもう半年もたつてしまつた。
MGH (Massachusetts General Hospital)やこのボストン界隈には,これまで多くの優秀な日本人医学者の諸先輩がお見えになつているので,今さら私ごときが,冗文を草することもないのだが,かつてA新聞の外報部か政治部に人ろうとして入社試験にパスした経歴もあり,興味もあるので,佐野教授からHarvardの話があるまで,私自身さえ,Harvard Medical SchoolないしはMGHのことをよく知らなかつたので,そういう人がまだあるかと思いつつ,簡単な紹介から始めてみたい。
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