Japanese
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特集 大脳辺縁系
興奮性精神薄弱に対する定位的扁桃核手術
STEREOTAXIC AMYGDALOTOMY FOR BEHAVIOR DISORDERS WITH OR WITHOUT SCALP EEG ABNORMALITIES
楢林 博太郎
1
,
長尾 朋典
1
,
斉藤 陽一
2
H. Narabayashi
1
,
T. Nagao
1
,
Y. Saito
2
1順天堂大学医学部神経科
2東京大学医学部神経科
1Dept. of Neurology, Juntendo Medical School
2Dept. of Neuropsychiatry, Tokyo University School of Medicine
pp.907-913
発行日 1961年11月1日
Published Date 1961/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201148
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はじめに
側頭葉性てんかんの患者が,その本来の精神運動発作と,側頭部における脳波異常を来す他に,種々の程度の性格の変化や,行動上の問題(be-havior disorders)を示すことはGibbs2) &Lennox6)の多数例における統計をはじめとしてよくしられた臨床的経験である。
またいわゆる問題児といわれるものにおいて,脳波異常が(これは特に側頭部における異常とは限られていないが)みられることが,やはり数多くの研究者によつて指摘されている。
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