Japanese
English
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聽神經Neurinomaの外科
Surgical Aspects of the Acoustic Neurinoma.
堺 哲郞
1
Sakai, Tetsuro
1
1新潟醫科大學外科教室
1Niigata Medical Univ.
pp.383-388
発行日 1949年11月1日
Published Date 1949/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200074
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聽神經Neurinomaは頭蓋内腫瘍の中でも神經學的症状からの診斷が比較的容易なものに屬するが,又その反面,症状が際立つている點から却て誤診の錯誤にもおち入りやすいものである。且つその手術は腦腫瘍の中でも最も愼重を要する腫瘍であり,しかも其の頻度は腦腫瘍として吾國では歐米よりも其の率は稍高く,約14.8%1)を占め,Glioma, Meningiomaに次ぐ位置を占める重要な腫瘍である。
我教室で經驗されたものは尚漸く10例であつて,歐米とは比較にならぬ小經驗ではあるが新しい腦外科の主旨に添つて行われた診斷,手術及びその成績についてのべて見ることは無意義ではないと信ずる。
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