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第3回日本腦・神經外科研究會抄録
光野 孝雄
1
,
堺 哲郞
2
,
田中 憲二
3
,
加藤 讓
3
,
犬上 慶治
3
,
古澤 淸明
4
,
紺野 義重
5
,
小山 寬
6
,
吉田 信夫
6
,
柴 拓
6
,
所 安夫
7
,
三輪 哲郞
7
,
井出 全
7
,
武井 虎之助
7
,
齋藤 藤二郞
7
,
箕田 升
8
,
永井 文彦
8
,
赤松 二郞
,
井街 謙
,
佐野 圭司
9
,
生井 浩
10
,
山本 淸一
11
,
小澤 凱夫
12
,
小山 英次
13
,
土生 久作
14,15
,
田中 隆男
15
,
田邊 孜
15
,
靑山 博
15
,
服部 鎭男
15
,
小川 芳彦
15
,
大石 昇平
15
,
荒木 千里
16,17
,
戶田 孝
16
,
竹友 隆雄
17
,
鶴丸 廣長
18
,
中村 秀雄
16
,
三浦 信之
19
,
高山 祿郞
20
,
藤原
21
,
三河內
21
,
泉
21
,
石森
21
,
三河內 薰丸
22
,
長崎 直吉
23
1九大友田外科
2新潟醫科大學外科教室
3順天堂醫大外科
4名大齋藤外科
5名大臨床病理
6東北大學桂外科教室
7東京醫大病理學教室
8慶大醫學部外科學教室
9東大清水外科
10九大眼科
11京大眼科
12大阪大學醫學部第1外科學教室
13紀南病院
14阪大小澤外科
15大阪大學醫學部第一外科教室
16京大外科
17京大荒木外科
18九大醫學部友田外科教室
19岩手醫大
20慶大醫學部外科教室
21慶大醫學部外科
22慶應義塾大學醫學部外科學教室
23阪大第二生理
pp.340-345
発行日 1949年9月1日
Published Date 1949/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200064
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(紙面の都合上前半は前號に掲載した。)
〔26〕松果腺腫瘍例の外科的經驗
(第1例)20歳男。頭痛眩暈視障難聽多尿あり,左後頭葉腫瘍兼内腦水腫の診斷で左後頭部開頭。後頭葉一部切除,同殘部と天幕間を開排,中腦部の大腫瘍を小片宛剔出中出血,術後間もなく死亡,剖檢上III腦室後部に鷄卵大腫瘍あり。(第2例)22歳男。難聽精神障害あり,左聽神經腫瘍疑診で空氣腦室撮影術5時間後急死,剖檢上III腦室壁前部に鵞卵大腫瘍あり。(第3例)11年3月男。Pubertas praccox腦壓症状精神障害III IV腦神經麻痺小腦症状あり,松果腺腫瘍の診斷でDandy氏法に依り開頭,嚢腫性松果腺腫瘍の排液掻爬を行う。術後8月後腦壓症状再發死亡。總括1.組織學的には全部Pinealom. 2.手術時出血には最も注意すること。3.手術法はDandy氏法がよいが第1例の如き手術經路も大腫瘍剔出には有利。4.腫瘍剔出後尚導水管閉塞あれば早期に腦水腫に對する手術を行うを要す。5.腫瘍完全剔出の實現を切望する。
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