増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
第15章 その他
②自殺・自傷行為
学生の自殺防止のためのガイドライン
布施 泰子
1
Yasuko Fuse-Nagase
1
1茨城大学保健管理センター
1University Health Center, Ibaraki University, Mito, Japan
pp.764-769
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206107
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ガイドラインのポイント
・ガイドラインという名がつけられてはいるが,医学的な診断や治療を行うための診療ガイドラインではない。
・対象として想定されている利用者は,日常的に学生と接触する一般の大学教職員,クラス担任や研究指導教員,大学の相談機関のカウンセラー,保健管理施設の医療スタッフ,そして,大学の方針を統括する立場にある執行部の教職員である。
・1項目が2ページと読みやすく,また,各項目は「学生支援の3階層モデル」(後述)に即して書かれているため,それぞれの立場の教職員が,自分はどこを読んで対応すればいいのかが分かりやすい構成となっている。
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.