増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
第15章 その他
①精神科救急
精神科救急医療ガイドライン2015年版
杉山 直也
1,2
,
平田 豊明
1,3
,
塚本 哲司
1,4
,
佐藤 雅美
1,5
,
八田 耕太郎
1,6
,
大塚 耕太郎
1,7
Naoya Sugiyama
1,2
,
Toyoaki Hirata
1,3
,
Tetsuji Tsukamoto
1,4
,
Masami Sato
1,5
,
Kotaro Hatta
1,6
,
Kotaro Otsuka
1,7
1一般社団法人日本精神科救急学会
2公益財団法人復康会沼津中央病院
3千葉県精神科医療センター
4埼玉県立精神医療センター
5一般財団法人精神医学研究所附属東京武蔵野病院
6順天堂大学医学部附属練馬病院メンタルクリニック
7岩手医科大学神経精神科学講座
1The Japanese Association for Emergency Psychiatry, Tokyo, Japan
2Fukkokai Foundation, Numazu Chuo Hospital
3Chiba Psychiatric Medical Center
4Saitama Psychiatric Hospital
5Tokyo Musashino Hospital
6Department of Psychiatry, Juntendo University Nerima Hospital
7Department of Neuropsychiatry, Iwate Medical University
pp.758-763
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206106
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ガイドラインのポイント
・精神科救急医療現場における医療実践のための包括的ガイドライン。項目によるが,医師(精神科,精神科以外),看護師,その他医療従事者などが活用可能。総論,受診前相談,興奮・攻撃性への対応,薬物療法,自殺未遂者対応の5章からなる。
・他に,規制薬物関連精神障害に関する独立した別冊がある(初版2007年1月19日版,改訂2011年4月4日版)。
・全般にエビデンスに基づくがレベルは非明示。推奨度は本文の語尾により,最小限必要(minimum)「〜ねばならない」「〜のこと」,最適(optimum)「〜が望ましい」,中間に属する選択可能(optimal)と思われる項目「〜べきである」の3段階を設定している。
・コンテンツの多くで厚生労働科学研究の成果を引用している。
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