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特集 精神疾患における病識・疾病認識—治療における意義
司法精神医療における「病識」
Insights in Forensic Mental Health Services
五十嵐 禎人
1
Yoshito Igarashi
1
1千葉大学社会精神保健教育研究センター法システム研究部門
1Divison of Law and Psychiatry, Center for Forensic Mental Health, Chiba University, Chiba, Japan
キーワード:
Forensic mental health service
,
Insight
,
Index offence
,
Insanity
,
Mentally disordered offender
Keyword:
Forensic mental health service
,
Insight
,
Index offence
,
Insanity
,
Mentally disordered offender
pp.1459-1467
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405205958
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抄録 触法精神障害者とは,触法者としての側面と精神障害者としての側面という二面性を持つ存在である。触法精神障害者を主な治療対象とする司法精神医療では,対象者が,精神障害に関する病識と触法行為に対する「病識」という2つの「病識」を得ることが治療目標とされる。わが国における司法精神医療である医療観察法による医療におけるこれらの2つの「病識」について事例をもとに解説した。また,医療観察法病棟において実施されている対象行為に関する「病識」や内省を深めるための治療について紹介した。
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