Japanese
English
研究と報告
森田療法の実際における二,三の変化について
Discussion on Some Modified Methods in Morita Therapy
近藤 喬一
1
,
大原 健士郎
1
,
藍沢 鎮雄
1
,
清水 信
1
,
坂口 実
1
,
阿部 亨
2
,
山崎 恒夫
2
K. Kondo
1
,
K. Ohara
1
,
S. Aizawa
1
,
M. Shimizu
1
,
M. Sakaguchi
1
,
T. Abe
2
,
T. Yamazaki
2
1慈恵医大精神神経科教室
2高良興生院
1Dept. of Neurol. & Psychiat., Jikei University School of Med.
2Kōra Kōseiin
pp.701-704
発行日 1965年8月15日
Published Date 1965/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200886
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I.
昨年11月に第1回精神病理・精神療法学会が東京で開かれた。そのおり,われわれは高良興生院における森田療法の実際を紹介し,合わせて2,3の技法上の変格について論じたが,討論の労をとられた九大の西園氏より質疑が提出され,また懸田教授よりも同様主旨の発言があつた。この問題については,当日午後行なわれたシンポジウム「精神療法の限界と危険」においても,九大桜井教授と慈大藤田との間に討論があり,さらに西園氏より紙面での発表を要望された。今回,発表論文を精神医学に掲載する機会をえたので,それに答え,かつ,われわれの立場を明らかにする意味から,合わせていささか以下に論じてみたい。
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