Japanese
English
特集 気管支喘息と受容体
ヒスタミン受容体
Histamine Receptor in the Airways
一ノ瀬 正和
1
,
大内 譲
1
,
白土 邦男
1
Masakazu Ichinose
1
,
Yuzuru Ohuchi
1
,
Kunio Shirato
1
1東北大学医学部第一内科
1Department of Internal Medicine I, Tohoku University School of Medicine
pp.1179-1185
発行日 1997年12月15日
Published Date 1997/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404910076
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はじめに
ヒスタミンは1910年,DaleとLaidlawにより,強力な血管作動物質であることが報告されて以来1),喘息や鼻炎に関与する化学伝達物質の一つとして最も古くから研究されてきた.
ヒスタミンは表1,2に示すようにH1,H 2,H 3の3つの受容体を介して作用する2,3).本稿においては,ヒスタミンの各受容体を介した気道での作用を解説し,喘息の病態との関連について述べる.
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