Japanese
English
綜説
21世紀の循環器病学
Cardiovascular Medicine: Its Prospects for the 21st Century
永井 良三
1
,
山崎 力
1
Ryozo Nagai
1
,
Tsutomu Yamazaki
1
1東京大学大学院医学研究科/医学部循環器内科学
1Department of Cardiovascular Medicine, Faculty of Medicine, The University of Tokyo
pp.483-489
発行日 2000年5月15日
Published Date 2000/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404902091
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はじめに
20世紀をふりかえるときに,われわれの先人がなしとげた医学業績の大きさに驚嘆せざるを得ない.最近20年間を考えただけでも,生体物質の微量測定,医用工学による画像診断法やモニタリング,分子生物学による生命科学と病態解析の進歩,さらに大量かつ高速の医療情報処理システムなどは医学と医療のあり方に大きな変化をもたらした.
本稿では21世紀に向けての循環器病学の課題を考えてみたい.
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