Japanese
English
綜説
放射線肺傷害
Radiation Lung Injury
塩谷 壽美恵
1
,
辻 千鶴子
2
,
正山 泰
1
Sumie Shioya
1
,
Chizuko Tsuji
2
,
Yutaka Shoyama
1
1東海大学医学部第二内科
2東海大学医学部第二生理
1Department of Internal Medicine, School of Medicine, Tokai University
2Department of Physiology, School of Medicine, Tokai University
pp.165-172
発行日 1998年2月15日
Published Date 1998/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901642
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放射線による肺傷害は,肺癌などに対する通常の治療線量では数週を経て初めて肺臓炎として顕性化することから,一定の潜伏期があると考えられていた.しかし,実際には組織傷害は照射時点から始まっていること,一連の継続的な反応を経て肺臓炎から線維化へと進行していくことが明らかとなりつつある.
ここでは放射線肺傷害機序と診断に関する最近の知見および予防治療の可能性について述べた.
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