Japanese
English
Bedside Teaching
肺気腫症の呼吸機能評価—酸素飽和度の測定だけでよいのか
The Clinical Assessment for Pulmonary Function in Pulmonary Emphysema
西田 富昭
1
,
石橋 正義
1
,
吉田 稔
1
Tomiaki Nishida
1
,
Masayoshi Ishibashi
1
,
Minoru Yoshida
1
1福岡大学医学部第二内科
1Department of Internal Medicine II, School of Medicine, Fukuoka University
pp.173-178
発行日 1998年2月15日
Published Date 1998/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901643
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はじめに
肺気腫症では労作時や急性増悪時に動脈血O2分圧や酸素飽和度が低下し,低O2 血症が招来されることが多い.
本稿では,肺気腫症の呼吸機能の評価に際して,この酸素飽和度の低下で示される低O2血症がどのような生理学的意義を持っているのか,またその評価についてまず考える.それをふまえて肺気腫症の呼吸機能障害を評価するための呼吸機能検査とその進め方について述べる.
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