Japanese
English
装置と方法
家庭電話を利用した生活習慣是正支援システムの開発—アイライフ
Development of a Supporting System for Life-Style Modifications using a Home Telephone:“AILIFE”
塩見 利明
1
,
小林 正
1
,
小川 斉
2
,
山口 節子
2
,
磯貝 芳徳
3
,
野口 宏
4
,
宮田 伸樹
5
Toshiaki Shiomi
1
,
Tadashi Kobayashi
1
,
Hitoshi Ogawa
2
,
Setsuko Yamaguchi
2
,
Yoshinori Isogai
3
,
Hiroshi Noguchi
4
,
Nobuki Miyata
5
1愛知医科大学第三内科
2愛知医科大学運動療育センター
3愛知医科大学情報処理センター
4愛知医科大学救急救命センター
5愛知医科大学放射線科
1Third Department of Medicine,Aich Medical University
pp.1061-1066
発行日 1994年11月15日
Published Date 1994/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900953
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ライフスタイル病
わが国ではライフスタイルの欧米化に伴い,がん,心臓病,脳卒中,高血圧,糖尿病などの成人病は高い罹患率を示し,三人に二人が成人病で亡くなっている.がんを除いた成人病は俗に「ライフスタイル病」とも呼ばれるように,その危険因子は日常の生活習慣の中にある.著者らは,「ライフスタイル病とは,食生活,運動不足,仕事ストレス,嗜好品などの生活習慣に関連して発症するが,その生活習慣の是正(健康教育)のみによって予防できたり,改善ないし治癒させることが可能な病気」と定義する.21世紀における日本の人口構成の逆三角形,ならびに経済問題から生じる保険制度の破綻などを予想すると,できるだけ早急に日本人のライフスタイルを是正し,21世紀に有病高齢者を増やさないことが,単に老人医療を高度化するよりもむしろ重要ではないかと考えられる.
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