Japanese
English
特集 肺胞過換気
薬剤と過換気
Drugs Causing Augmentation of Ventilation
吉岡 照晃
1
,
鈴木 俊介
1
Teruaki Yoshioka
1
,
Shunsuke Suzuki
1
1横浜市立大学医学部第一内科
1The First Department of Internal Medicine, Yokohama City University School of Medicine
pp.443-450
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900470
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はじめに
薬物による呼吸刺激作用の機序は主として末梢化学受容体を介するものと中枢化学受容体を介するものに分けることができる.その他,延髄の呼吸中枢に直接働くもの,基礎代謝を増加させることにより過換気を引き起こすものや,酸一塩基平衡に影響を与え,アシドーシスを介して刺激する薬物などもある.また,広い意味では呼吸筋そのものに働いて呼吸出力を増加させる機序も考えられる.本稿では,日常診療時に遭遇する薬物を取り上げ解説する.
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