Japanese
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特集 ペースメーカー最近の進歩
Multiprogrammable pacemakerの有用性
Clinical efficacy of multiprogrammable pacemakers
大西 哲
1
,
笠貫 宏
1
,
広沢 弘七郎
1
Satoshi Onishi
1
,
Hiroshi Kasanuki
1
,
Koshichiro Hirosawa
1
1東京女子医科大学日本心臓血圧研究所内科
1Heart Institute of Japan, Tokyo Women's Medical College
pp.727-736
発行日 1983年7月15日
Published Date 1983/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204258
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植え込み後に,体外より非侵襲的にペーシング機能を変更する事ができるprogrammable pacemakerの開発は著しいものがあり,急速に普及して来ている。program—mable pacemakerは植込み後に発生する各種合併症に対して,再手術する事なく対処する事ができるだけでなく,植込み後の種々の愁訴に対して各種パラメーターを変化させて症状の改善をはかる事も可能であり,その適応の範囲が広がっている。programmable pacemakerは2機能までの可変条件を有する狭義のprogram—mable pacemakerと3機能以上の機能を有するmulti—programmable pacemakerとに分類される。プログラム機能の可変条件としては,各機種により異なるが,パルス・レート(pulse rate),パルス幅(pulse width),パルス振幅(pulse amplitude)、モード(mode)、不応期(refractory period),ヒステリシス(hysteresis),域値測定(threshold measurement),テレメトリー(telemetry)等がある。図1に各可変条件の模式図を示す。以下,自験例を中心に各可変条件の有用性を述べる1)。
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