Japanese
English
特集 カテコールアミン研究最近の進歩
高血圧患者における起立時の心拍数反応と血中エピネフリン反応—とくに高血圧性心肥大所見との関連について
Correlation between heart rate and plasma epinephrine response by standing in hypertensive patients
長田 洋文
1
,
松本 博光
1
,
佐藤 博紀
1
,
春見 建一
1
,
橋崎 和子
2
Hirofumi Osada
1
,
Hiromitsu Matsumoto
1
,
Hironori Sato
1
,
Kenichi Harumi
1
,
Kazuko Hashisaki
2
1昭和大学藤が丘病院環環器内科
2聖マリアンナ医科大学泌尿器科
1Dept. of Cardiology, Showa Univ.
2Dept. of Urology, St. Marianna Univ. School of Med.
pp.67-71
発行日 1983年1月15日
Published Date 1983/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204156
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
体位変換期の血行動態変化の1つである心拍数反応はエピネフリン(Ep.)変化と密接な関係があるにもかかわらず,体位変換時のカテコラミン(CA)反応をノルエピネフリン(NE)とEpに分け,血圧反応,心拍数反応と対比,検討した成績は乏しい。その理由の1つにCA測定方法の限界,とくに血中Epの検出感度や採血量などの問題が挙げられよう1,2)。
また我々は,すでに高血圧患者においてはNEと同様Epも,その成因の1つとして重要なことを報告し2)またその関与の仕方は症例の背景により差があるのではないかと推論して来た2)。
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.