特集 カテコールアミン
健常者における交感神経機能に対する加齢の影響—安静時および体位変換時の血中ノルエピネフリン,エピネフリン,ドーパミンの反応
橋崎 和子
1
,
後藤 真理子
1
,
長田 尚夫
1
,
長田 洋文
2
,
関谷 基子
2
,
松本 博光
2
,
春見 建一
2
,
桝岡 勇雄
3
,
吉田 和子
3
1聖マリアンナ医科大学泌尿器科
2昭和大学藤が丘病院循環器内科
3大船共済病院
pp.1151-1154
発行日 1984年11月15日
Published Date 1984/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204546
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心臓・循環機能に対するカテコラミン(CA)の意義を検討する際には,交感神経・副腎髄質機能の年齢による変化を充分考慮して検討する必要がある。
しかし,このCAの加齢による影響に関しては,血中CAの場合,安静時の血中CA濃度の検討は多数みられるものの1〜7),労作や体位変換などの際の循環動態調節機序としてのCA動員能力に対する加齢の影響,さらには動員されたCAに対する生体の反応における加齢の影響などに分けて考慮する必要があると思われるにもかかわらず,かかる面での検討は今日なお乏しい。
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