文献抄録
エピネフリン溶液による持続勃起性の治療
pp.661
発行日 1989年8月20日
Published Date 1989/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205033
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いろいろな原因で発生するpria-pismの治療に血管活性化薬剤が用いられているが,著者らの施設では,エピネフリン溶液のαおよびβマトレナジック作用を期待して臨床に用いてその成績について報告している。
症例は11歳から64歳までの18名である。18名の患者の発生原因については,5名はいわゆる特発性の原因不詳のpriapismであり,6名はパパベリン,ペントラミソ注射に起因するもの,6名は鋳型赤血球(sicklecell disease)症によるもの,1名は白血病によるものであった。勃起症が発症してから治療までの経過時間は,4時間から5日にわたっている。24時間以上経過しているものは3名で,うち2名は36時間と5日間経過していた。
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