特集 カテコールアミン
心疾患患者における運動中の血中ノルエピネフリンの反応性について
古賀 義則
1
,
板家 研一
1
,
高橋 啓美
1
,
宇津 典彦
1
,
山口 龍太郎
2
,
井福 正保
2
,
板家 守夫
2
,
松村 順
2
,
住江 道正
2
,
戸嶋 裕徳
2
1久留米大学循環器病研究所
2久留米大学第3内科
pp.1155-1157
発行日 1984年11月15日
Published Date 1984/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204547
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運動中の心拍出量の上昇は主に心拍数と1回拍出量の増加によるものとされており,後者は,交感神経系の活動性亢進による心収縮特性の増大によるものと考えられている。特に心不全患者では運動早期より急峻にノルエピネフリン(NE)が上昇することが報告1〜3)されているが,その臨床的意義は充分解明されていない。そこで本研究では,運動中のNE反応と心エコー図より求めた左心機能との関係を健常対照群と比較し,心疾患患者の運動中の交感神経系の役割について検討を加えた。
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