Japanese
English
綜説
睡眠と呼吸
Respiration during sleep
高崎 雄司
1
,
太田 保世
1
Yuji Takasaki
1
,
Yasuyo Ohta
1
1東海大学医学部内科
1Dept. of Med., School of Med., Tokai Univ.
pp.114-124
発行日 1982年2月15日
Published Date 1982/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203922
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1953年,AserinskyとKleitman1)により睡眠には特異的な脳波,夢,自律神経における活動の変化等を認めるREM睡眠と,これ以外のnon-REM睡眠(以降NREM睡眠と略す)の2つに大別されることが発見された。この重要な発見以前には,睡眠は均質な状態とする伝統的な考え方であったが,これが誤りであることがわかり,それまでの睡眠の観察や学説を,以降REMおよび,NREM睡眠の二種類に分類して,再検討を加える必要が生じたのである2)。
同様な考えから,睡眠時における呼吸についても,覚醒時や各睡眠相間における呼吸の比較検討と,呼吸の相違における機序の解明が成されるようになってきた。
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