特集 肺末梢領域の病像と病態
FLDにおける肺末梢領域の形態と機能
岡田 慶夫
1
,
土屋 和之
2
1滋賀医科大学第2外科
2兵庫県立尼ケ崎病院外科
pp.450-456
発行日 1981年5月15日
Published Date 1981/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203762
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FLD (Fibrotic Lung Disease)は各種炎症性肺疾患の終末像として招来されることが多く,とくに間質性肺炎から種々の段階を経て肺線維症に移行することが多い。このような変化の過程を観察することは,肺線維症の成立機転を解明するとともに,これらに対する治療法の開発にも役立つと思われる。
われわれは,マウスおよびラットを用いて動物実験的にFLDの発生機構を検討するとともに,それらの所見を参照して臨床例にみられるFLDの病理形態学的諸変化を解析することを試みた(岡田ほか1),土屋2))。
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