Japanese
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特集 呼吸機能の正常値と予測式
肺の形態学的計測値
Morphometry of the lungs
中島 眞樹
1
,
岡田 慶夫
1
1滋賀医科大学第2外科
pp.455-457
発行日 1982年5月15日
Published Date 1982/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203972
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肺胞は外呼吸すなわちガス交換が行なわれる場であり,形態と機能とがきわめて密接な関連性を有している。したがって,morphometryにより肺胞の構成因子を組織定量的に表現しこれと生理学的機能とを関連づけることは従来から呼吸器病学における大きな課題の一つであった。
肺胞のmorphometryの領域で最も大きな業績を残したのはWeibel1,2)であり,彼の著書"Morphometry of the Lung"(1963)がこの方面の研究発展に貢献したところはきわめて大である。その後わが国でも,諏訪3)や滝沢ら4,5)によって肺胞系のmorphometryに関する報告がなされ,日本人に関する知見も数多く加えられた。
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