Japanese
English
特集 心臓の大きさ
CTによる心の大きさの測定
Measurement of the heart by computed tomography
増田 善昭
1
,
吉田 秀夫
1
,
渡辺 滋
1
Yoshiaki Masuda
1
,
Hideo Yoshida
1
,
Shigeru Watanabe
1
1千葉大学第3内科
13rd Dept. of Int. Med., Chiba Univ.
pp.251-260
発行日 1981年3月15日
Published Date 1981/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203733
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目的
最近の全身用CT装置の普及はめざましいものがあり,従来の定性的応用のほかに,脳室の計測,肝や前立腺の体積を求める定量的利用への報告もされ始めている。周期的に拍動する心・血管系に対しては,動きの少ない他臓器に比較して,CTの利用が遅れていたが,最近では拍動する心・血管系でも種々の構造を十分に判別できることが分って来たため1),心・血管系に対する計測もしだいに試みられつつある2,3)。我々はこれまで心CTの有用性について種々の報告を行なって来たが,ここでは正常および各種心疾患の心構造物の計測法とその定量的有用性について触れてみることにする。
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