Japanese
English
特集 左室機能の画像診断
左室機能判定のためのCT法とEcho法の対比
Measurement of LV function by computed tomography and echocardiography
吉田 秀夫
1
,
増田 善昭
1
,
稲垣 義明
1
Hideo Yoshida
1
,
Yoshiaki Masuda
1
,
Yoshiaki Inagaki
1
1千葉大学医学部第3内科
13rd Dept. of Int. Med., Chiba Univ.
pp.233-239
発行日 1982年3月15日
Published Date 1982/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203938
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最近の循環系に対するCTの応用には著しいものがある。すなわち,解像力の良い全身用CT機種の出現により,造影剤を用いれば,心腔と心筋の区別が可能であり,しかも,Dynamic scanや心拍同期撮影を併用することによって,CT法が形態の描出ばかりでなく,心機能の評価にも応用されるようになってきた。一方,超音波法は,非観血的方法ながら,心内各組織の構造や動態を直接的に示すことができ,すでに心機能の評価にも広く利用されている。今回は,この超音波法と対比しつつ,CT法による左室機能の測定についての現況と,その問題点,将来の見通しについて述べる。
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