呼と循ゼミナール
心不全におけるうっ血の要因
杉本 恒明
1
1富山医科薬科大学内科
pp.244
発行日 1978年3月15日
Published Date 1978/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203172
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うっ血は循環血液量とこれを保持する静脈血管系の容量との比がある程度以上に大きくなった状態である。したがって,うっ血の要因として,1)体・肺の2つの循環系の間での血液量の移動,2)全循環血液量の増加,3)静脈系血管収縮による血管容量の減少,4)これらの組合せ,などが考えられる。
A.2つの系の間の血液量の移動
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