Japanese
English
装置と方法
心電図連続監視
Continuous Monitoring of Electrocardiography
高橋 正人
1
,
内藤 政人
2
,
中村 芳郎
3
Masando Takahashi
1
,
Masahito Naito
2
,
Yoshiro Nakamura
3
1野村證券健康管理センター
2国立東京第二病院内科
3慶応義塾大学医学部内科
1Nomura Medical Center, The Nomura Securities Co.
2Tokyo Second National Hospital, Dept. of Medicine
3Dept. of Medicine, School of Medicine Keio University
pp.135-140
発行日 1977年2月15日
Published Date 1977/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203012
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ある患者の心電図を連続的に観察することから得られる情報は,その情報に対する処置の面から考えて2種類に大別できる。すなわち,1)心電図の変化が,患者が救急の状態にあることを指し,かつ医師がこれに対しての治療手段を有しているもの,と2)心電図変化から患者の状態を理解することが可能である(または推測可能である)が,その変化に対しては治療の必要がないかまたは直ちに治療する手段がないもの,である。第1の情報を得ようとする連続観察はCoronary care unitなどで行なわれているContinuos monitoringで,monitor-ingはalarmを発し,医師はその情報に対し1対1の行動をおこす。第2の情報はHolter recording1〜3)で行なわれている"Storage telemetry"で得られている。Holter monitorとの言葉も使用されているため,monitorの持つ意味が種々に理解されているむきもあり,ある患者から,なぜ,どうして,どのような情報を得るかという基本的概念を明らかにしておく意味で,最近多用されている心電図連続観察方法につき述べたい。
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