Japanese
English
装置と方法
131I-MAAによる右室残血率体外計測法—正常値およびその意義について
A New Method for a Measurement of Right Ventricular Residual Ratio Using 131I-MAA
兼本 成斌
1
,
友田 春夫
1
,
半田 俊之介
1
,
国枝 武義
1
,
荻野 孝徳
1
,
関本 敏雄
1
,
片山 一彦
1
Nariaki Kanemoto
1
,
Haruo Tomoda
1
,
Shunnosuke Handa
1
,
Takeyoshi Kunieda
1
,
Takanori Ogino
1
,
Toshio Sekimoto
1
,
Kazuhiko Katayama
1
1慶応義塾大学医学部内科笹本研究室
1Dept. of Med., Keio Univ.
pp.215-220
発行日 1974年3月15日
Published Date 1974/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202601
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心室収縮末期容量の心室拡張末期容量に対する比率,すなわち心室残留血液量率(以下残血率と略す)は,心のポンプ作用を表わす重要な指標の一つである1)2)。その測定には,心臓血管造影法,指示薬稀釈法などのほか最近はechocardiogramを利用する方法も臨床的に用いられている。
ところが右室はその形態が複雑であるために,内腔を球体あるいは回転楕円体と仮定しても大きな誤りのない左室と異なり,心臓血管造影法やechocardiogramによる測定方法はほとんど応用できない。したがって右室に関してはgeometryに比較的影響されることの少ない指示薬稀釈法が用いられている。
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