Japanese
English
装置と方法
右室駆出率の測定—新しく改良された熱希釈法の信頼性と限界
The measurement of right ventricular election fraction:Reliability and limitations of modifed thermodilution method
和井内 由充子
1
,
半田 俊之介
1
,
阿部 純久
1
,
岩永 史郎
1
,
楠原 正俊
1
,
池田 史彦
1
,
池川 徹
1
,
西川 泰弘
1
,
横塚 仁
1
,
大西 祥平
1
,
堀 進悟
1
Yumiko Wainai
1
,
Shunnosuke Handa
1
,
Sumihisa Abe
1
,
Shiro Iwanaga
1
,
Masatoshi Kusuhara
1
,
Fumihiko Ikeda
1
,
Toru Ikegawa
1
,
Yasuhiro Nishikawa
1
,
Hitoshi Yokozuka
1
,
Showhei Ohnishi
1
,
Shingo Hori
1
1慶應義塾大学医学部内科呼吸循環科
1Cardiopulmonary Division, Department of Internal Medicine, Keio University
pp.513-516
発行日 1988年5月15日
Published Date 1988/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205253
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
右室はその形態的特徴から左室に比べ容量および駆出率の測定が困難とされてきた。臨床例ではアイソトープ法,右室造影法,心エコー図法などがその測定に試みられている。その中で現在アイソトープ法は最も信頼性の高い方法として用いられているが,設備などの点を考えるとベッドサイドでのモニタリングに用いることは特定の施設に限られる。近年注目されているのは指示薬希釈法の一つで,指示薬として熱を用いた熱希釈法である。最近米国Edwards社により熱希釈曲線から右室駆出率,容積を自動的に計算補正するコンピューターを組み込んだ装置が試作された。即座に駆出率,容積などが算出され値を得ることができる。我々はこの装置を用いて臨床例で右室駆出率の測定を行う機会を得た。
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.