Japanese
English
特集 呼吸機能検査体系化への提案
ミニコンピューターによるデータ処理
Data Processing of Pulmonary Function Test by Mini-Computer
高橋 隆
1
Takashi Takahashi
1
1大阪成人病センター医用工学開発室
1Department of Medical Engineering, Center for Adult Disease, Osaka
pp.31-39
発行日 1973年1月15日
Published Date 1973/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202454
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
医療における情報化時代の幕開けはすでに始まっている。呼吸機能検査の分野でも,大気汚染による呼吸器疾患の増加や老齢人口の増大による閉塞性疾患の増加,あるいは国民の保健意識の変革をささえるAMHTS***の出現などにより呼吸器に関する医療情報は量・質ともに増大の一途をたどりつつある。これに対処する方策は,一つは呼吸機能検査のシステム化であり,いま一つはコンピュータ導入による検査のオートメ化である。
本稿では,最近はやりのミニコンピュータを用いた呼吸機能検査のオートメ化について,個々の検査を対照とした二,三の具体例をあげて,それらをおもにデータ処理の面からながめ,最後に,それらを一つの呼吸機能検査システムとしてまとめた場合,システムとしてどうあるべきかなどについて考察してみたい。
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.