Japanese
English
特集 呼吸機能検査体系化への提案
呼吸機能検査機器の問題点
Problems in Pulmonary Function Instruments
杉山 吉彦
1
Yoshihiko Sugiyama
1
1日本光電工業株式会社開発部
1Nihon Koden Kogyo Co. Ltd.
pp.23-29
発行日 1973年1月15日
Published Date 1973/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202453
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
産業の高度成長化・都市の過密化などに伴なう歪みの一つとして,公害病が大きな社会問題となっている。なかでも工場煤煙・粉塵などによる大気汚染は地域によって死亡例が見られるほどであり,また,光化学スモッグによる被害も,ますます拡大される傾向にある。このように,特に大気汚染による呼吸機能障害は人口の老齢化と相まって年々増大の道を辿っている。
このような状況のなかにあって,呼吸機能検査の諸patternも,一つの変革期に直面しているといってよい。すなわち,massを対象とし,比較的軽度の呼吸機能障害を鋭敏に捉えることが可能で,しかも諸検査のdataを能率よく,効果的に,正確に処理することのできる機能と形態を備えた呼吸機能検査systemの実用化が強く望まれる。
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.