Japanese
English
装置と方法
トランスデューサー(ユーザーのために)(Ⅱ)プレッシャー
Pressure Transducer
杉山 吉彦
1
Yoshihiko Sugiyama
1
1日本光電工業株式会社開発部
1Nihon Koden Kogyo Co. Ltd.
pp.759-764
発行日 1972年9月15日
Published Date 1972/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202411
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Ⅰ.呼吸機能検査におけるpressure transducer
呼吸機能検査のなかでも,換気力学的検査のたとえばballoon法・bodyplethysmo法・oscillation法,いずれの一つをとってもpressure transducerの占める役割りは極めて大きいといわねばならない。従来,この種のtransducerは工業用として設計されたものや,手近かにあるもので間に合わせるとかして,比較的簡単に片づけられていたのが実状であるが,MEの急速な発展・普及化に伴なって,最近ではvital signをとりだすことに適したtransducerがいろいろと考案され,市販されるようになってきている。しかし,そのような情勢のなかにあっても,特に呼吸系のtransducerは,man-machine systemのinterfaceとして吟味した場合,未だ入口のところに低迷しているといってよいであろう。それはちょうど,われわれが家庭でステレオを楽しむとき,良い音を聴きたいと考えるわけだが,レコードに含まれる音の情報を正しく伝送する上での最大のneckとなるところは,ステレオにおけるtransducerであるピック・アップであり,スピーカであるのと同じように,現状では,生体に含まれる情報を正しく伝送する上での最大のneckはtransducerにあるようだ。
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