Japanese
English
特集 ICUにおける呼吸管理の問題点
開心術後の呼吸管理
Respiratory Management after Open-heart Surgery
古谷 幸雄
1
,
岩渕 汲
1
,
藤田 昌雄
1
Yukio Furuya
1
,
Kumi Iwabuchi
1
,
Masao Fujita
1
1東京女子医科大学麻酔学教室
1Department of Anesthesiology, Tokyo Women's Medical College
pp.851-855
発行日 1972年10月15日
Published Date 1972/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202422
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心臓手術のうち,開心術が特異な病態生理を呈することはいうまでもないが,その主因は人工心肺による体外循環法を用いることにある。とくに開心術後の呼吸不全と体外循環との関係は密接であり,すでに幾多の報告がみられる。しかし,ICUにおける強力な呼吸管理により,開心術後成績が向上したことも事実である。本稿では紙数に制限があるので,まずわれわれのICUにおける開心術後成績を簡単に述べ,それを中心として開心術後の呼吸不全の病態生理ならびにその呼吸管理について記してみたい。
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