Japanese
English
綜説
気管支のトーヌス
The recent concepts of the bronchial tonus
吉田 稔
1
Minoru Yoshida
1
1九州大学医学部胸部疾患研究所
1Research Institute for Diseases of the Chest, School of Medicine, Kyushu University
pp.460-468
発行日 1972年6月15日
Published Date 1972/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202385
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気管支壁は構造上,平滑筋の他に粘膜,線維軟骨層,気管支周囲組織等多くの構成成分から成立っている。これらの中で気管支のtonusに影響を与え,その形態上のdimemsionを左右するものは,主に気管支平滑筋の緊張度,すなわちtonus, toneといえよう。したがって気管支のtonusについて考える場合,まず第一に平滑筋のtonusに関連したことについて論ずべきであろう。
そこで平滑筋のtonusとは何かについて,最初に考えてみたい。
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